どこにいるかなんて関係なかった。
実態のない空間であろうがなんだろうが゛愛しあう゛という営みは光さえも越える速さで恋人たちの心に
押し寄せる・・・
照れていたイブはやがてその身をアダムに預ける。
ふだんの彼女じゃなかった。
ただただ震え、顔はみっともない程に赤くなりとめどなく流れる涙、やがて鼻水さえも出てしまうだろう。
が、そんな女の子たちはいつの世でもどんな世界であろうが、

可愛い・・・

そんな賛美を男たちから受け取るもの・・・ヤスシにとって美智子の涙はどんなダイヤモンドの輝きよりも
美しく眩しいに違いなかった・・・