PINKFOX  強制収容 5

戻るともうそこは夜の10時で、娯楽がない為ほとんどの囚人たちがスヤスヤと眠っていた。
朝は7時起床とそんなに早くはなく、夜は夜で不審な事が行われないかどうか24時間監視状態で見張られている。
といってもだだっ広い小屋にせいぜい3人程度の警備員しかいないのでごまかしはきく。
だいたい1日の日課はこうだ。

午前7時起床、ラジオ体操

午前7時半 朝食

午前8時半 薪割り、魚とりなど

午前11時 小麦粉運び

午前12時半 昼食

牛後1時半 砕石運び

牛後4時半 反省会

牛後5時 休憩

牛後6時 夕食

牛後7時 規律、座禅など

牛後8時 自由時間

牛後11時半 就寝

という日程がフルタイムで続く。
意外と学生寮とか部活のように自由だがただ彼らに休みはなく、よほど島民か身内などの要望がないと出してもらえ
ないのが現状だ。
娯楽もなく、古いテレビとジム用品、そしてサッカーボール程度があるくらいで勿論携帯なんぞあるわけない。
まるで昔の映画の瀬○内少年野球段の世界・・・
だからだいたい10時には皆、寝てしまう。
もたされる金額も決まっていたし自動販売機ぐらいしかないから寝るしかなかった。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
一応は、部屋ではないが敷居はあるので少しのプライベートは維持出来そうだがまざまざと美智子は広い小屋を
見渡し少しヘコんだのはいなめない。
「・・・・あの・・私の寝る場所は・・・・・」
クイッと護衛が指をさすとマジックで101と書いた粗末なフトンがしいてある敷居が・・・
そして護衛はニヤつき、足早に去っていくとさすがに美智子は疲れていたからフトンに入り、寝ようとしたその瞬間、
美智子はビクッとした。
「・・・・・・・・な、なんです?」
見ると無数の囚人たちに彼女は囲まれてしまったのだ。
当たり前だ。
全て男の中に可愛い女の子が一人。
誰もが考えて当然のシチュエーション。だから護衛はニヤついていたのだ。
小さなランプに照らされた顔は若い男から中年までいて、皆白いランニング姿でシャワーを浴びていない人がいるのか
むせるように汗臭い。
ギラギラした目。
上ブトンを胸にやり、挙動不審になる美智子のけなげな姿を見、囚人たちは喜ぶ。
「いいじゃん。いい匂いだぜ。久しぶりの女の匂い!!もう野郎のケ○なんて入れられねえよククク(苦笑)」
美智子はゾクッとした。
(怖い・・・・)
男に対して生まれてはじめての恐怖を彼女が襲っていたがもうどうしようもないのだ。
しかも何もない島だから彼らも情報通で美智子がピンクフォックスというスパイで色気で男を騙していた事も知っていた
のだ。
「そーんなしおらしいフリするんじゃねえよっ!!知っているんだぜアンタの素性!!男と毎晩寝ないといけない体
なんだろ?俺たちと遊ぼうゼェーイッ♪」
「だけどアンタ、イメージと違って大人しいな」
「あっちは激しいんだよきっとよ(笑)!!」
彼女を肴に盛り上がる囚人たちだが彼女、美智子の精神状態は限界に近かった。
昔の・・・昔の大物政治家や銀行の頭取を相手にしていた頃の彼女ならその裸体を存分にくねらせ、みだらな性行為を
ア○コの肉ヒダがビランビランになるまで昼夜問わずやり続けただろうが今の彼女はもう、純真無垢な高校三年生
だった馬渕美智子に戻ってしまっていたのだ。
プールの時間、男子の水着姿さえ直視出来なかったネンネ、同級生に自分のパンツされ見られるのを拒んだ超内気な
女の子に今、見も心も戻ろうとしていたのだが・・・
(いや・・・・・・・ああ・・・・く)
ついに頭を抱え、ベッドから飛び跳ねてこの場を脱出しようとしたその腕を囚人たちは掴み、ここぞとばかりに5、6人で
彼女を羽交い絞めにし身の自由を奪い地ベタに落とすと囚人の一人が馬乗りになり、容赦ないビンタをパンパンと
浴びせる。

パチィッ!
ピシャアアッ!!

「痛っ!・・・許してっ(泣)!!」
「わざとらしいんだよピンクフォックスちゃんよぉ!!同じ悪人同士仲良く交わりあいましょうやギャハハハーッ!!」
その後は悲惨であった。
一人の若い囚人がやるのを沢山の囚人が囲んで見物し、やがて交代しヤリまくる。
(たすけ・・・アアン・・・・ァァ)
薄明かりの中で美智子は警備員を確認したが勿論警備員は黙認。
それどころか笑って彼女の犯されている姿を見ている。

ピュッ、ピチャァァ・・・!

飛び散る精○。
娯楽なく溜まっている若い囚人に遠慮なぞない。
中出しし悦に浸る囚人を見て他の囚人がわめく。
「早く代われよテメー」
「・・・良かった・・・・コイツやっぱエロいわ」
美智子は美智子で経験もあるからいざ入れられると一生懸命腰をキュッ、キュッ、と前後左右に激しく振ってしまう。
多量の汗と鼻水とヨダレ・・・
可愛い彼女の顔はアダルトな艶を増し全て終わった後の瞳を伏せた顔はとても美しく、エロスと可愛らしさが入り混じったものだった。
だが美智子のプレイは続く。
一人、また2人とヤリまくられ、ついに失神したがビンタで叩きおこされフラフラになりながらついにはア○ル挿入、
そして3Pというフルコースでついに一晩で20人近い囚人を相手にしてしまったのだった。
彼女は元々空手をやっていたから体力はあるし実はエッチも好きな方なのだが・・・最後、美智子は柱に両腕を縛り
つけられ、M字開脚のまま就寝。
深夜の3時頃である。
朝が来ても彼女に意識はなく、うなだれている彼女を護衛が縄をほどきに来てようやく彼女はおきる。
「・・・・・ん・・・んん」
「フフ。昨日はだいぶ歓迎されたようだなぁ(大笑)ちゃんと便所へいって洗ってから飯に来いよ!!」
ア○コとア○ルが痛い。
しかも何度も膣に精○を放射された為ネバネバし栗の華独特の精○臭さが匂う。
(・・・・・・・・・・・・・・・)
何も考えたくなかった。
予想以上の屈辱的責め苦だが全て悪いのは自分なのだ。
そして自らの人生はこの島で年老いても続いていく。
我慢し、彼女はたった一人で泣いた。
友達も知り合いもいない未開の地、女性さえもいないこの地で初めて味わう本当の恐怖と現実・・・
「うっ・・・・うっうっ・・・・・くっ」
泣くまいと思えば思うほど涙はとめどなく流れたがやがて彼女はア○コを洗い外に出る。
クラス委員長だった頃の自分。
嫌でもたとえ怖くても彼女は真面目にまっすぐ問題に突き進む子だった。
そのテキパキした習慣が焼きついている分回復も悲しいかな早かったのだが・・・
食堂へいくとすでに沢山の囚人がいてやたらシーン・・・として食べている。
あまり護衛がいるから無駄口は叩けないのだろう。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美智子は迷った。
いったいどこに座ればいいのか・・・
しかしそれに気づいた数人の囚人たちがゼスチャーでこっち、こっちとやっているではないか。
美智子は少し嬉しくなった。
その中でも若い囚人たちのグループがあってそこへゆっくりと歩いていく・・・
なんせ話題の美少女だ。
歩いていく途中でも沢山の囚人が振り向いては名残惜しそうに美智子の後姿を目で追っていってはクソゥという
リアクションをしていた。
そのグループの横に恥ずかしそうに座る美智子。
「あ・・・ありがとう。あの・・・・わ、私は・・・・」
「知っているよ。だって昨日の夜、ヤッてんじゃん(笑)」
ギクッ・・・と美智子は少し真顔になった。
ニヤニヤし言う。
「・・・俺はリョウタ。コイツはタク。んでその小せえのは純一で・・・・」
次々と説明していくリョウタ。
皆、久しぶりの女の子なので愛想がいいが美智子はうかない顔。
(・・・・・・・分かっているのよ。分かっているの・・・・ここは夢の国じゃない。けど・・・・)
その表情を察してかリョウタは説明をやめ、一言つぶやく。
「・・・・・・・昨日はごめん。悪かったよ。けど・・・アンタも悪いんだぜ?すげぇ淫乱な女スパイが来るっちゆうからさ
よほど油ののった熟女でセ○クスぐらいなんとも思わないタマが来るのかと思ってたんだよなぁ・・・・それが」
リョウタは美智子をジーッと見、一言言う。
「それがすげぇ可愛い子でさぁ、おまけにアンタ、パンツ1枚じゃあどうしようもなかったんだぜ(笑)!!」
「や!?そっ、そんな目で見てたのっ(恥)!?」
キョトンとするリョウタたち。
笑いをこらえていたほかの仲間たちもこらえきれずについに笑ってしまう。
一同大爆笑だ。
「パンツ1枚っ!!リョウタ最高っ(笑)!!!」
「ひーは、腹いてぇ」
「だっだって普通そうだろ(笑)!ブ、ブ、ブラもしてねぇトップレスじゃんかぁ!!アンタおもしれえ女だな(笑)!!」
真っ赤になり思わず両頬に手をやる美智子。
「・・こ、これは・・・もう・・・」
笑うまい、と思っていた。
自分を犯した囚人たちに最後までツッぱろうと思っていたがダメだった。
なんせ根が純粋で素直な可愛い女の子。
どんな事をされてもやっぱり人を恨むなんてできない。
プッ、と笑ってしまったのだ。
「も、もうっ、知りませんっ(笑)!!」
タクも純一たちも笑っている。
勿論リョウタも笑っている。
が、笑えないのは他の連中だろう。

あーあ・・・向こう、楽しそうでいいなあ。
うらやましいー・・・

やはり女の子が一人いるだけでも華やかさが違う。
そして彼女は思う。
(なんか・・・学生時代に戻ったみたい・・・・クスクス・・・・・・・)
分かっていた。
ここの囚人たちのセ○クスに悪気なんてない事ぐらい。
そして彼らも悪いと大多数の人たちが反省している事実も。
確かに美智子は変わった女ではある。
嫌だといいつつも男の体のしくみも知っているから納得してしまうふしがある。
若いのだが、考え方は昔の女性タイプでどこまでも夫というか男を立ててしまうのである。
「・・・なあ・・・・もうそろそろ教えてくれよ」
「・・・・・・?」
「名前だよな・ま・え!アンタ・・・・」
「・・・・・・ピンクフォックスです」
「そうか・・・・」
そうじゃない。
本当の名前が知りたかったがさすがにまだ・・・辛いのだろう。
「じゃあ、ピンクでいいぜ!!覚えたなお前ら!!」
「おうっ!!」
「はいよっ(笑)」
食べ終わると日課の薪割りがあり、ゆっくりと美智子は外へ出た。
パンツ1枚で歩く彼女の後姿はとても綺麗でなやましかったがどこか寂しさを感じさせる。
その後ろ姿を見ながら囚人たちは思う。
「・・・・何かよほどのわけがあって・・・来たんだろうな。荷物も何も持たず・・・」
最初は女スパイをペットのようにしてしまう算段だった夜のレ○プ事件。
男をこけにしてきた奴だと。
俺たちの肉便所にしか利用価値はないな、と思っていたが・・・
しかし今は違った。
相当悪い事をして来た囚人たちでさえ何故か、何故か彼女と接すると守りたくなってしまうのは何故なのだろうか・・・
が、リョウタたち囚人たちでさえも未だお目にかかった事のない程の屈辱的醜態が彼女を待っているのだった。



                                                                 6へつづく