体罰学園に入りその犠牲者となっていく人間は山本香織だけではない。
過去にも現在にもわずかにその痕跡を残し大きな傷を抱えて去っていった思春期の生徒たち・・
この新藤ユッコもその1人なのである。
学園に逆らった訳ではなかった。
ただ携帯を見つかってしまっただけだった。
明るく誰とでも友達になれる彼女は文字通り゛妹゛的存在で好かれる事はあっても憎まれる事なんてなかった。

佐藤さん・・・

迷子の子猫のように座っていた熱美に声をかけてくれた気さくで心優しい女の子、それが新藤ユッコだった。
が、現実は重く辛辣なものだった。
体罰部屋に連れ込まれた彼女は何人もの教師たちに囲まれリボンをそして白いブラウスを無造作に破かれしゃがんだまま怖くて泣き叫ぶ彼女が胸に当てていた両腕を力でほどきその可愛いAカップブラのホックをはずした。

いやぁ・・・・

純白のブラジャー。
きちんと学園の規則をユッコは守っていた。
ほんとは白なんて嫌だった。
リボンの多い桜色フリルいっぱいのブラをしみんなと見せあいっこしたかった。
白くまだ未熟な発育の胸のふくらみは小さなユッコが必死で守ってきた乙女の証。
内股でしゃがむその後ろからスカートを破かれ可愛くのぞいたパンツはユッコの綺麗なヒップラインを強調する
美しいものだった。

いや・・・う・・・ぅ

もう分かっていた。

気がついたら彼女は床に寝そべりパンツも剥ぎ取られその色白で華奢な裸体を沢山の独身教師たちに晒していた。それでも泣きながら必死で、必死で彼女は両手を胸とア○コにあて丸まり、見られまいとしていた。

その後はとても・・とても可愛そうで書けない。
しかし沢山の生徒たちが行き交う校舎玄関で裸体で吊るされた彼女の初々しい身体はみだらにアザだらけで頬は
赤く腫れなんとも痛々しい。
彼女はもう・・・終わりである。
この先もどんな人生なのか分からない。
だがみんなある事に気づき、逆に彼女、ユッコのこの先を密かに応援したい気持ちでいっぱいだった。

大丈夫。

確信として発見した事実、それは彼女が未だ


チェリーガール


だった事であった。