佐藤熱美と山本香織・・・ 熱美の思いきった質問に対し香織はためらう間もなくただ一言だけいうとス・・・とその場を去っていった。 これ以後、彼女達が会い、言葉を交わす事はただの一度もなかった。 蝉が鳴きはじめた初夏、新緑まばゆい牛後の事であった・・・