そして更に脇役を描くセンスもゼ、ゼロな事実に(悲)。

特に真ん中のにやけた眉毛太いお前、誰だよ・・・


沢山の騎士達が、フリート王国の騎士達がびびるどころか進んでエナと共に闘おうとしていた。
若き騎士、年寄り騎士・・・皆、共に過ごした仲間達。
エナだけが気づいていなかった。
しゃべれなくとも人はついてくる。
剣聖という地位以上の素直さ、単純明快で物にこだわらない気さくな性格、仏頂面だが人を人として見てくれる騎士団長、蘇芳エナの背負う荷を皆いっしょに背負おうとしていた。

嬉しい・・・

あまり表情にださない彼女が少しだけ照れ、微笑んだ。
泣きそうだった。
強いとはいえ女の子。
男性の強さ、懐の深さが心に染み、泣きそうだったが必死にこらえていた。
そして彼らを静止し彼女は1人、敵地、ソーセージー大国へと向かっていった・・・