な、なんだ今のは・・・!?
は、はやすぎて見えぬ・・・
魔法使いか・・・こ、小娘のくせになんだこの息詰まる重圧感は・・・(苦)
囲め・・油断するな・・・ぐ(大汗)!!
あまりのショッキングな出来事にエナを大群で囲んだはいいが何もできないソーセージ兵たち。
当然である。
これが不世出の剣聖、蘇芳エナなのだから。
彼女にとって戦場は庭であり決して怖い場所ではなかった。
いや、正確には自分以上の剣使いにはあっ事さえなかった。
・・いつも通りたわ。でも・・
今日は違う。
エナはいつも以上に深く瞳をつむり怪剣゛スオウ゛に語りかける。
最後の戦い。
それをたくさんの血を吸い、エナと共に歩いたスオウは分かっていた。
モノ・・でしかない。
だが彼女はスオウをモノとは思ってはいなかった。
愛馬ミント同様、友達以上の感覚をこの剣に持ち、愛し幾多の戦場を駆け抜けていった。
エナは語る。
スオウ・・・
これが最後の剣舞だよ・・
いくわよこれがエナの最後の戦いだよっ!!!