合計１０発以上のビンタを受けまくった彼女の
頬はパンパンに赤く腫れあがっていた。
唇も切れうっすらと血がにじみ、鼻と呼吸困難
で開けざるおえない下唇からはダラダラと鼻水
とよだれが垂れていた。
叩かれる事でのパニックと沢山のギャラリー、
そして残暑の蒸し暑さによって滝のような汗を
流し、男心をくすぐる純白ブラはナント大量の汗によって彼女の胸と乳首を薄っすらと映し出していたのだ。
（いっいやっ（泣））
「おーやおや美智子ちゅわん、何気に乳首、
立ってるじゃなーい♪痛いくせに。沢山の男子
に醜態さらして感じるなんてねーえ。困ったエリート子猫ちゃんだ事☆」
一同大爆笑だ。
この時点でもはや彼女は変態美少女扱いになったと言える。
美智子に憧れを抱いていた男子さえも顔を伏せていなくなってしまった・・・
それでも彼女はふんばっていた。
ハアハアと失神してしまいそうな自分を抑えて・・・ほっぺたは明日、間違いなく紫色に変色してしまうだろう。
しかし彼女にはまだ自我があった。
空手の黒帯び、そして自分はクラス委員なんだ、と。
が、赤烏のブーメラン張り手が左頬を直撃する
その瞬間、彼女はビクっとなり、心のすみで
思った。
（私・・・私が悪かったです。・・ゆ、許して・・
く・・ださい・・（泣））。