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しかし美智子の心の声など聞こえる はずもなく、赤烏の強烈張り手が斜め ４５度ぎみに左頬を直撃したのだ。 ビッタアァァーン！！ 「きゃふぅっ（泣）！」 思わず美智子は子犬の鳴き声のような声を上げてしまう程、痛かった。 頬どころかアゴにビビンときて最後には左耳か゛キーン！となったのだ。 泣きながらもなんとか体が右地面に 倒れこむのはさけたがもはや彼女は 限界寸前。 生地獄とはこの事であろうか。 内股でヨロヨロと立つ美少女にあるのは中傷のみ。 「おいおい普段のすましたりりしい顔 はどうよ！？鼻水出てて汚ねえんだよ」 「・・あの子さあ、空手やってる子でしょ？なんで反撃しないのかしら。え？クスクスやだあーほんとォ！？・・・Ｍって・・そうかもねクスクスクス」 |
