魔子物語4 魔子、陰毛を剃られる

 

(最近・・来ないなあ)

俊一の事だ。

あの衝撃的な゛五十嵐魔子・木漏れ日の中、前貼りなしの全裸事件゛は間違いなく

他校でもすごい噂になっているはず。

当然俊一の耳にも入っているだろうが・・・魔子は胸がキュン、と痛むのだ。

自分を好きで彼は追いかけてくれていて、しかも自分も好きなのに自分に嘘をついて

突き放し続けたあげくの事なのだ。

(馬鹿馬鹿馬鹿っ、私はなんて取り返しのつかない真似をしちゃったんだろう・・)

しかし彼女は今そんな贅沢な悩みにふけっている余裕はない。

昨日は下着姿にされ、頬に屈辱的な往復ビンタをなすすべもなく浴びた彼女・・・

だが魔子はついに、といおうか想像してはならない淫乱シーンを夢想し始めるように

なりつつあった。

(昨日のビンタ、勝美さんとお友達2人に見られて、叩かれて。・・・ああ、これが

全校生徒とかクラスメイト全員の前でだったら・・・・あっ、いやっ・・・ん)

勝美が見抜いた通り、魔子はやはり相当なマゾヒストなのだろう。

目をウットリとさせ、ハッとそれに気付きワレにかえる。

気が付けばチャイムがなる五分前になんとか魔子は学園の門をくぐっていた。

教室に入る。

2日前までは親友の樹里もよくしゃべっていた真樹も奈美も、クラスメイトの誰とも

口を聞かずに彼女は勉強している。

まだ降着状態なのだろう。

彼女が教室に入るとそれまでにぎやかだった教室がシーン・・・となるのだ。

魔子は魔子で誰とも目を合わせる勇気が出ず、何も出来ずにいるのだ。

(友達・・・いないね、魔子。・・・しょうがないよね、魔子がまいたタネなんだも

ん。)

外はいい天気である。

(・・・・!!そうだ。今日は・・・プールあるんだぁ)

そう、季節は初夏になろうとしていたのだ。

夏といえばスイカ、海、花火、祭り、いちごのカキ氷に夏休みと若い女の子の好きそうな

ものばかりだが魔子は毎年、いい思い出がない。

特に海とかプールなどは・・・そう、彼女は泳げないのだ。

かといって逃げる訳にもいかない。

着替えを済まし皆嬉しそうだが魔子だけはうかない表情だ。

 

準備体操を終え、エメラルドブルーに乱反射する水辺に次々と飛び込みはしゃぐ

女生徒たちを尻目に魔子だけは体育座りでボーっとしていた。

(みんななんで怖くないのかな。ううー)

マラソンも球技も全くのウンチな彼女だが水泳だけは溺れたら゛死゛を予期するの

か本当に怖いらしい。

その顔色の悪い彼女にポン、と肩を叩くのは勿論同じクラスの勝美さまだ。

「なーに?五十嵐、顔色悪いよ。唇真っ青じゃん」

「ちょ、ちょっと。・・うん」

「心配しなくても昨日のデジカメ映像を俊一君に送りつける、なんて悲惨なマネは

しないわよ。あっ、でも例の先生方には超・大好評見たいで是非是非シリーズ化し

て欲しいってさ!アホでしょぉ(笑)」

(・・・もういやっ。・・・・くっ)

カーッと興奮して真っ赤になる魔子。

「あらあらん?恥ずかしいの?ふーん、あんた見たいに人前ですっぱだかにはなるわ

オナニー垂れ流すわなんて人にもそんな気持ちがあるなんて、アッハハハ!!」

さすがの魔子もムッときていた。

昨日は確かに彼女のいう事に共感もしたが、この高圧的な態度はいったいどういう育ち

方をしたらこうなるのか。

更に耳元で悪魔のささやきは続く。

「・・・魔子。いいかげん素直になりなよ。ハンサムボーイ、俊一で夜、オナったろ?

あ?興味あるのよ。あんたが本気モードでクリいじってる姿がねぇ」

「・・やってません」

「うそつきーっ!」

「やってません」

「・・・ふん、まあいいさ。でもね、あんたが男の裸で精液垂れ流したのは事実なのさ。

どうよ?たとえば・・あんたのご両親・・とか!!パパとママ、仲いいんだってねぇ。

パパ真面目そうだしさ。そんな人達の子が・・公衆の面前でヌード。」

魔子の顔色が変わる。

「それだけじゃないよぉ。裸体を見た生徒たちが親に言いふらして広まるのは時間の問題

よ。となれば学園はあんたを退学にするしか・・・」

「そっ、それだけは。た、助けて。」

勝美は知っていた。

魔子のお母さんは熱烈なクリスチャンでこの学園の卒業生なのだ。

成績が悪くてもこの学校には神への゛信仰心テスト゛というのがあり、実は彼女はそれで

最優秀受講生を取り学園に入る事が出来たのだ。

 

十字架を常に持ち歩きあいさつを゛心の糧゛とする彼女は評判もよくお母さんは

魔子の存在をホコリにしているのだ。

「ようやく自分の立場が分かったかい、この、鳩あたまが!あたしはねぇ、お前見た

いな偽善者ぶった奴がだいっ嫌いなんだよ!!先生!!!」

ん?といった表情で例の体育教師、苅田はやってきた。

(・・この人、いや。うう)

「先生!!!五十嵐さん、クリスチャンのくせに水が怖くてカナヅチなんですよ。

みんなは信じてスイスイ泳いでいるのに・・・。心の中では「溺れる――っ☆」とか

思ってるんです、きっと。みんなの力で泳げるようにしましょう!!」

「おっ、ああ、そうだな。それはいかんな五十嵐。よし、入れ!!」

「・・そっそんな!無理ですよぉ。」

珍しく恐怖で声がデカくなった魔子の水着を一瞬でペロンで脱がすと

パチーン!と勝美は魔子にビンタをくらわし苅田は魔子を担ぎ上げバッシャーン!!

とプールへ叩き込んだ。

数秒後、予想通り魔子は物凄い勢いでもがいていた。

「たったすけっ!!ガ・・・ぼぼ」

「ぷっ、足、つくはずなのにね。おもしろいよね、五十嵐さんて、フハハハ」

苅田の命令でクラスメイトは助ける事もせず、魔子が沈んで初めて樹里たちは3人で

担ぎ上げプールサイドに上げたのだ。

スッポンポンで水滴をポタポタ垂らし両腕を押さえられてグッタリひれ伏すショート

ボブ美少女の非日常的すぎる艶姿に、普段から女子の水着を見慣れてるはずの苅田で

さえ股間をパンパンに膨らませてしまったのだ。

(へへ、へへへぇ。B85ってぇトコかな。Hな体つきしやがってぇ)

直射日光の当たるプールサイドに裸で横たわる彼女の乳首はまだ桜色でアソコもピンク。

(・・・・やっぱり・・五十嵐さんて真面目だよね。)

秘所をマジマジと見たクラスメイトたちはこう思ったかも知れない。

樹里も魔子を助けたいに違いない。

だが彼女らも勝美の権力が怖い、弱い羊の群れの一人一人でしかないのだ。

(・・・う、う・・・ん)

「あっ、先生、意識ありますよ。」

「・・・・うーん。勝美君。五十嵐には・・泳ぎは無理・・なんじゃないか?」

「そうですね。この信仰心の薄さではダメっすね。まっ、よくこれで最優秀生徒になった

のか。まだまだ修行が足りないってトコですねぇ」

照りつける太陽の中、屈辱に耐えながら魔子の恥辱プール開きは終わるが勝美のお仕置きは

終わらない。

 

放課後、彼女は魔子を屋上に呼び出すと例によって2人の下僕と共に彼女のお仕置き

タイムの始まりだ。

「ゆっくり楽しみたいのはやまやまなんだけどさ、今日はホストとクラブにいくんでネ。

軽くしといて上げる。みんなが助けてくれたのに泳げなかった五十嵐さん。どうよ?」

またまた裸で立たされている魔子はついにポロポロ涙をこぼし始める。

「・・そんなの、分かんない。魔子が、にゃ、にゃにしたっちぇい・・う・・のく」

「おやおや、今度は人格崩壊かい?泣くのはまだ早いよーん♪」

ゴソゴソと勝美がバックから取り出したのはティッシュと男性用のシェービングクリーム、

そして髭剃りだ。

ガチッとしもべは魔子をはがいじめにしパカッとAV女優のように彼女の両足を開かせた

のだ。

「魔子。あんたに陰毛はまだ早いんだよ!ガキなんだからツルンツルンがお似合いさ!」

「!!・・・ひっ」

ショリ、ショリ、とまだ薄い魔子の陰毛は出血もなく綺麗にそれた。

五十嵐魔子18才――――。

下半身がスースーする彼女の醜態プレイはまだまだ続く。

 

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