PINKFOX 強制収容1
23才の夏、美智子は日本とアメリカが極秘に抱える強制収容所にいた。
場所的にはおそらく沖縄地区のとある孤島で、たまに会う住民は日本人だ。
彼女は・・・私もコピー同人誌で出した物語、馬渕美智子外伝 PINKFOXの主人公。
知らない人の為に説明するとようするに彼女は表ではOLをしている普通の女性を演じ、裏では大企業の社長や
大手銀行の頭取から情報を得、それを依頼人に売るビジネス、いわゆる産業スパイをしていたのだ。
彼女の武器は可愛い顔と抜群のスタイルを駆使した色気で何十人もの大物をだまし続けたから、ついたアダ名が
PINKFOX(桃色狐)
敬愛と憎しみをこめてだまされた男たちはこう呼んでいた。
だが、いい時はそう長くも続かない。
一匹狼である彼女を擁護してきたのは彼女のファンである超・大物政治家であったり経済界のドンだったりした訳
だが彼らがやがて亡くなったり政治家として失態し負われるとたちまち彼女は警察に捕まった。
出る杭は打たれる。
スパイ業をやり始めてから彼女は多額の収入を得、豪邸を買い住んでいた。
それは昔の「胸いっぱいのディジー」時の素直で真面目な彼女ではなく、明らかに「世間なんてこんなものだわ」と
見下し始めた女狐の姿そのものであった。
バックもなく、目立ちすぎる彼女は詐欺などの罪でたちまち警察に捕まる。
丁度その時彼女はライオンの口から滝のようなお湯が出る豪勢な自宅のお風呂に肩まで浸かっていた。
両脇をもたれかけ、たまに片足を湯船からスッ・・と上げて鼻歌を歌いながら・・・
警察は前もって調べていた暗証番号でこの豪邸に入り、風呂場でいっせいにピンクフォックスを囲んだ。
一瞬美智子はハッとした顔をしたがすぐに冷静さを取り戻し全てを悟った。
刑事は警察の中でも特別部隊で有名な漢代。デカい声でいう。
「ピンクフォックス。いや、馬渕美智子。お前を詐欺罪にて逮捕する。いいなっ!!」
美智子は漢代の目を見、言う。
「・・・刑事さん。分かっていますから10分だけお時間、もらえます?美智子、まだ大事な秘部も洗っていないから・・
恥ずかしいですわ」
いうと彼女は小首をかしげて甘えるような声で常に漢代を見つめ続ける。
(・・・なるほど。こりゃたまらんな。超一流の男どもが骨抜きになるわけだゼ・・)
冷静に判断しつつもこの男のイチモツも彼女の色気でビンビンだ。
かといって美智子この会話の意味はない。
自らの色気でこの刑事をトロトロにして見逃してもらう・・・それは無理だ。
ただ、クセなのだろう。
そして刑事たちはギョッとした。
彼女はいきなり湯船から立ったはいいがバスタオルも何も隠さずに全裸。
ピタピタと髪の毛やアゴからつたって床に落ちる水滴がまた色っぽく、美智子の顔もほのかに赤く火照り美しい。
思わず彼らは美智子のアソコに目をやり、生唾をゴクッと飲んだ。
それを見、クスッとする美智子はゆっくりと歩き、漢代の前に立つと両手を彼の首筋に沿え、囲んだ。
背の高い漢代にもたれる形に美智子はなり、その形のいいバストは漢代のシャツを通して腹にぷにゅっと吸いついた。
しかし漢代は両手をポケットに突っ込んだまま、言う。
「・・・・アンタ・・世の中、やってはいけない事をやれば罰を受けるのが当然なんだ。手をどけな。俺にゃアンタの色気
は通用しねえ!!」
聞くと美智子はフッと陰のある表情になり、両手を離した。
それは高校時代の美智子のような真面目な美少女の陰のある姿だった。
「・・・ごめんなさい・・」
言うと美智子は両手を後ろにやり、立つ。
「・・・・・なんのまねだ」
「両頬を叩いて下さい。美智子は悪い事をしました。」
さすがに回りはザワ・・・となったが漢代は彼女の経歴や性格を知り尽くしてここへ来たからひるまない。
「・・・そうだな・・おしおきはアリだな・・・」
言うと漢代は美智子の右頬をぶち、左頬をパンパンッ!!とぶち続けた。
「く・・・痛い(泣)・・アン・・」
十発以上のビンタを浴び、美智子はついに床下に倒れた。
それは痛さからか気力の糸が切れたからかは分からなかった。
肩肘をつき、内股で倒れたまま下を向く彼女を尻目に漢代は部下たちに言う。
「・・・しょうがねえ!バスタオルで彼女の体を拭いてやれ。それからクローゼット漁ってブラとパンツとワンピース
持ってきて着せろ!!」
2へつづく