体罰学園特別編  転校生Aの悲劇・・・ 8


それは突然やってくる。
大ゴボウや外村たちに制服を破かれ下着をむしりとられ裸にされた熱美は叫び声を上げる。


ビリビィィー!!プチッ!!
「きゃああーっ!!いやあぁぁーっ(泣)!!!」



しかし誰も助けてくれない。
揉みほぐされる豊満な乳をケイ太やクラスメイトの男子たちは悪いと思いつつも見、ヒソヒソ話をはじめた。

・・・・・すげえな佐藤の胸・・金髪外人のエロ本に出てくる奴に超そっくり・・」
「今夜のヌキネタゲットだな克也(苦笑)。イクゥゥーッ!とかよヒヒ♪」
「やべ・・コイツ健康的なエッチィ体してやがるじゃん(照)」
「何食ってあんなにでかくなるんだろうな乳って。マスクメロンみてぇ(苦笑)」



いやぁぁぁ・・・!!


「・・・・・・・夢?ハァハァ・・・・・あぁ・・・」

ベッドから飛び起きた熱美。
カーテン越しに月夜が暗闇を照らす。
体中びっしょり汗を掻きドキドキがおさまらない。


ドクン ドクン ドクン


・・・・やだ・・・・あたし・・・・・・・しちゃった・・・の?


下着が、パンティーが濡れているのは汗ではなくいわゆる夢精で夢の中、見られる自分の姿に純粋な少女、熱美
ははじめて゛性゛の快感を知った。
パジャマをピロンとめくり何度も股間のパンツを見るが、残念ながら現実であった。

「・・・・もう・・やだ(照)・・・・・・・熱美、欲求不満なのかなあ・・・・」

起きてシャワーを浴びながら嫌な予感を感じていた。


ドクン ドクン ドクン


この鼓動は・・・そう・・・熱美が転校し山本香織のみだらな裸体姿を凝視してから起きたものだ。
オグリサマやケイ太へのときめきとは違う黒い音色・・・

「どうしたの?熱美。私ってば今、今とっても幸せなのに・・・ケイ太君やクラスの友達とせっかく仲良くなれた
のに・・・
ここで・・ここで負けたら・・・・・・あ、ああっ!!」

風呂場でしゃがみこむ熱美。シャワーは芝生に水をやるスプリンクラーのようにシャンシャンシャン!と暴れ、床を
どめどなく濡らした。
ダメだった。
まだ、熱美は呪縛から憑かれたままだった。

顔を隠しつぶやく。


オグリサマ・・・


分かっていた。
このままでは、このまま突き進めばいずれ香織のようにされる、と。
決して小栗や彼女が間違っているのじゃない。悪いのは体罰学園であり異常な教師たちで彼ら彼女らは正義の旗
を振りかざして立派に闘っているだけだ。
だが現実に人生として、普通に生きたい熱美として英雄や偉人なぞいらないのだ。ささやかでいい。ミントアイス、鼻
先についてるよん、とったげよっか♪みたいな会話を恋人や友達と平凡に語る幸せを本当は望んでいるのだ。
いきそうだった。
ケイ太とも、クラスメイトとも仲良くやってゆけそうだった最後の最後で普通の子、佐藤熱美は小栗順への思いを
忘れられず、ダークな部分を体に受けつけてしまった。


・・・・・・・・・ダメ、あたし・・・・・く・・


水浸しの風呂場で熱美は全裸でかがみ、小栗をオカズにその日、オ○ニーをした。
翌日、疲れた顔をし学園へいきそれが数日続いたのち熱美は結局せっかくできた友達たちとも疎遠になっていく。

「どうしたんだろうね、熱美ちゃん・・・」
「・・なんか悩み事・・・かなぁ。暗いよね」
「元々ああいう子なのかもよ。あたしたちが誘わないとしゃべらないし。感じわるいよね!ねえ、ケイ太」
「・・・・・あ?あぁ・・・・」


クラス内で少し浮いてきた。
悪いとは思っていた。
ケイ太も異性としては好きだが・・・体が小栗への憧れを忘れられなかったのであろう。
昼食後、何もおもしろくない授業を終え、帰宅の徒につく途中、校舎のゲタ箱を開けると久しぶりに男子生徒たちの
騒ぐ声と外村たちの竹刀音が・・・


ドクン ドクン ドクン


きた。
黒い鼓動を鳴らし右手に革靴を持った熱美の瞳に飛び込むドメスティック、非日常の光景・・・
はじめて見た恐怖の衝撃とは違う熱美の゛女(め)゛としてのマゾヒスト性をめざめさせる最高の餌画像、裸体で吊るさ
れ精力ギンギンの暴力教師たちにケツや割れマンを竹刀でいじくられ叩かれまくり叫ぶ山本香織の隠微な姿・・・


パチィィィーーンッ!!
「ひぎぃっ!!くふっ・・・んん(泣)・・」


「おんやあ?こんなところに素敵なモノが・・・山本ォ、いいモン持っているじゃ
ぁないかぁっ(笑)!!んー(笑)?」
グリグリ・・・ツンツン
「ひゃっ(恥)!ゃ、やめ・・・いひぃぃ・・んん!はぁはぁ・・・(恥)


中傷する声も止まらない。

「すげぇな山本ってよぉ。みろよマ○コ。汁もらしてよぉ。スキモンだよなあヘヘヘ♪」
「綺麗だよな・・・ロ○ア白人美少女のヌードみたいだよ。」
「3丁目でバイトしてるって噂本当なんじゃないのぉ?クスクス・・」
「外村死んで下さい。山本は服着て下さい」


あ・・・・・・つ(恥)


熱美は濡らした。
香織の情けないいたぶられる姿に自らを投影し黒い妄想をしたのだ。

ああ、熱美も、熱美も裸にして・・くださ・・い・・・もっと・・もっとボロボロに・・・せめて・・・あぁ

普通の子、佐藤熱美。
ドタン場で深く堕ちた彼女に未来はあるのか?
小栗は?ケイ太は?そして山本香織はどうなるのか?幸せか?それとも修羅の道か?
ついに次回最終回!
乞う、ご期待!!



                                                                 

体罰学園特別編・転校生Aの悲劇9に続く